第2回:もしもボックス

「楽器店・ライヴハウス・プレイヤーが一体となった、音楽活動情報の発信拠点としての永続的なシステム構築が、恐らく無理なのではないか」というP.Pの否定的な見解について、先ず
「なぜ商業的立場・思想を持つ方々ではダメなのか」
という事について論じていく。

商業的立場・思想を持つショップやライヴハウス・音響職にとって、利潤を産まないモノにコストをかける事に対して消極的にならざるを得ないのは至極当然である。
それよりも、専念すべき「利潤の追求」によって増強された設備による恩恵を受けた方が、プレイヤーやオーディエンスにとって寧ろ有益である。

逆に、音楽活動情報の発信システムが利潤を産むものであれば(現にネット上ですら情報掲示板利用が有料であるものが多い)、システム維持管理費用の肩代わりとなる登録料等の「ユーザー側の費用負担」が不可避であり、これが即ち「利潤」となる。
この場合「有料でも登録には多大なメリットがある」というコンテンツでなければ、バンド・プレイヤー側は「有料」というだけで見向きもしないだろう。

今の世の中は「利害」でしか関係を保たないドライな人種が圧倒的多数を占めている。要は、「多大なメリットがある」等の「利害関係」で成立するシロモノであるが故に、別に金を払ってまで自分達の情報を広報したいとは思わないバンドには無意味であり、音楽活動情報の集約・発信の意義を「タダだから損はしない」程度のレベルまで下げなければ、システム構築に必要な情報量は確保できないだろう。

残念ながら、この現実をひっくり返すには、ドラえもんの「もしもボックス」に頼る他に方法は無い。


次回は「お金も生活も関係無い人々」。

by.ミスターTAMIYA

2007/02/04 Sun

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