第9回:エロマンガ


エロマンガ、というと、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
「エロマンガ島だろ?」という勘繰りを入れた方は、相当にヤな奴である。

エロマンガ島はバヌアツ共和国南部に位置し、ニューカレドニアの北にあたる。この島の名前を知らない男子生徒は恐らく皆無だろうと思うが、「マルデアホ」というアルゼンチンの地名まではそこまでメジャーではない。マルデアホ警察には逮捕されたくないモンである(笑)。

しかし、この島の名前がここまでメジャーである理由は一つしかないだろうが、この島の名前が「エリマンガ島」や「エルマンガ島」であった場合は、まずここまで爆発的には認知され得ないであろう。これはエロとマンガが融合された男子生徒の隠蔽されるべき固有名詞を、全く別の事象において公の場に晒されるという手に汗握る葛藤が故に、見る者に鮮烈な印象を脳裏に焼き付ける。

この事象には、パフプロの活動において非常に重要なヒントが隠されている。なぜなら、本来「島の名前」であるにもかかわらず、「エロ」という全く関わりの無い、しかし万人に関わりのある事象とが結び付き、爆発的な(ひょっとして綿々たる蓄積の結果?)認知を確立しているのである。それはあたかも、バブル経済期において一世を風靡した「受理穴図・時男」に似ている。ユーロビートに何の興味も無いサラリーマンが、「あそこにはキレイなお姉さんがお立ち台っちゅう台の上で、扇子振りながらパンツ見せとるらしいで」と、一万札を握り締めながらこぞって見に行くんである。そう、こぞって「見に行く」のであり(笑)、そこに音楽は介在していない。しかしそんな事はどうでも良く、女性側も「見られたい」のだが唯それだけでお立ち台に立っていると思われたくはないため、流れている音楽の話をしたとする。そして男性側も「見に来ている」事を悟られないよう(ココが悲しい性である)そのCDを勉強のため購入し、やがては大きな経済効果に発展していくんである。

昔流行ったあのスタイルこそ、廃れはしたが金を生み出す構造としては王道だろう。直接的な(所謂風俗産業的な)部分が表に出てない分、スマートな稼ぎ方であるところもニクイ奴である。こういった、一見関連の無いものを結合し新たな価値を創出する、そういう手法が Puff Project には必要だと言っているんである。

これまで音楽を見に来ることも殆ど無かった人を笑いやネタで釣り、仕舞いにゃ飲みに行こうなどと音楽とは程遠い関係性を無理矢理イベントに適用する。随分とフザケた手法であるが、私は良いと思っている。前述の男性側・女性側の立場に関して言えば、割合音楽には関心が薄いと思えるが、しかしその対象群は明らかにムーブメントを形成している。「自分なりに人生を楽しむ一手段の確立」として。我々はこういう誰もが持っている潜在的可能性を「自らが発現させる」ためのお手伝いを、というスタンスで活動しているのである。

今後 Puff Project が「エロマンガ」のように0986地域の音楽活動に浸透していく事を願っている。

by.ミスターTAMIYA

2007/09/10Mon

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