第12回:自虐時々ドン引き、のち晴れ(中編)
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PUFFイベントの周知がある。イベントに出たくなる。
(この段階でドッカンドッカン盛り上がってるステージが頭に浮かぶ)
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連絡を取ってみると「打ち合わせがある」というから行く
(少し緊張ながらもこの時点で若干ダルい → 当日でもいいんじゃね?という頭)
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無料だけど「一人5人は呼んで来い」と人数ノルマを課せられた
(その程度なら全然イケる)
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前夜に仕込をするとの事、21時からぁ?
(バイトが終わるの22時だし、無理やし)
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当日朝は7時40分集合ぅ!?
(普段の出勤より早ぇし!マジでダリィし)
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ま、出演料は一人1,000円だしチケットは無料だからいいか
(この時点で全員揃って練習できる回数を数えていない)
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んで、結局何分できるんですか(??д?)ァァン?
(「聴いてる人に痛イと思わせてはいけない分数」だとは気付いていない)
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何やってもいいって聞いたんですけど、マジでいいんスか?
(ええ、お客様が「盛り上がるんだったら」ね!)
・・・合掌(笑)。
極々稀に、こういうパターンが来てしまう。電話だけでドン引きに終わったパターンもある。
例えば・・・
最初から「早朝の仕込から打ち上げまで必ず全員いる事」が出演条件にも関わらず、当日欠員を確認すると「アイツ、朝は無理ッスね」と平気で言う。
朝来れない人は前夜仕込みは必須でお願いします、と念押ししてても来ない。
他のバンドがリハに入ると「その場に居ない」。居ても寝ている。
他のバンドがどういう内容やクオリティで演奏するのか気にならないんだろう。
本番に入ると、特に問題は無い。が、自分の出番以外の時間は一観客と化している。
出演者から手拍子や歓声で盛り上げてもらった事は忘れて。果ては打ち上げにも来ないという始末。
我々のスタンスにドン引きしたバンドが仮に出演したとしても、大体こんな感じである。
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前編においては、理想を現実にするための努力を「自虐的」にやってはいるが、その努力は必要不可欠で、その結果本当の充実感と満足感が得られ、その事が演奏の質も高め、最終的にお客様も満足を得るようになれば、と述べている。
この事は至極当たり前の事だと認識してはいるが、残念ながらその努力を「よだきぃね」という人が多い。
何故よだきぃんだろう、好きな事をしてるハズなのに。
要はそこまで好きなワケじゃなくて、ただ単に「わぁスゴイ」又は「わぁカッコイイ」と言われたいだけ。
そんな動機でも全然OK寧ろ応援したいが、言われたいんなら「もぉ今夜は離さないから」と言わせるぐらいの内容でやろうよ、そのための努力なのに何が惜しいのか、と言ってるんである。
「与えられた30分」以外の部分で言えば、ライヴレポにもあった「自分以外のバンドが演奏しているときは手拍子をしたり踊ったり会場を盛り上げることは必要だと思う」という、自分の出演が終わったら後は放ったらかしでライブ全体の成功は考えてないというバンド。身に覚えのあるバンドは山ほどあるだろう。
主催者が、利益が出る出ないに拘らず「興行」しているのであれば、主催者がイベント全体のプロデュースを手掛けるのは当然だろうし、バンドとしてはノルマ金を払って出演しイベントを盛り上げてるワケで、上記の態度も許される部分もあるだろう。
しかしPuff Projectのイベントは、そうは問屋が卸さない。Puff Projectの主催者は「全員」だからである。
有料であれば「金払ったんだし」と半ば言い聞かせ的な楽しみ方だろうが、無料なだけに逆にお客様の反応がシビアである。
聴いててイタいバンドにはそれなりの拍手しかないし、何より演奏中のお客様の態度がモロにシケている(死語)。
とまぁ言いたい放題だが(いつもの事)、自己満足が悪いとは一言も言ってはいない。
「自己満足(ジコマン)」の先に「も」ある「お客満(オキャマン)」を意識してステージプロデュースを考えたい。
ごく最近コレでもかという自己満なステージを見たが、非常に良かった。何が良かったかって、一生懸命なトコロである。
しかし、残念ながら8分程度で出てしまった。何故なら「ステージ上でこうありたい」という事だけが先行して肝心な内容がお粗末だったからである。
更に悪いことに殆どの曲が「最近の流行り」で「殆どのお客様が知っている」ものばかりだった。
更に更に「ライヴ」と銘打ったものが実は演奏はカラオケで実際はヴォーカル一人がステージ上で歌だけ歌う、というスタイルだった。客席から歌いながらステージに上がったと思ったら置いてあるベンチにピンスポが。ここまでは良かったが、歌い始めて1分程度で歌詞がすっ飛んでしまった。それ以降歌に入れず・・。
ジコマンの世界は美しい。そのギャラクシーの中においては。しかし、想像して欲しい。自分の好きな歌が流れ、それが☆×〒〜◎△⇔な演奏だったら・・・。「オレに代われ!」と思われはしないだろうか・・・。
いつも「演奏する側の努力」というものにスポットを当てているが、見る側にも努力が必要な場合もある。ポジティヴな努力、ネガティヴな努力、どちらも否定できない場合がある。
次回、後編にて検証していく。
by.ミスターTAMIYA
2007/12/24 Mon
