
ローディーkazのいまさら聞けない業界用語! 〜バクフリな奴等〜2007
第9回
・ゲネプロ【Genepuro】 [名] 1
日本だけで使われている造語です。
ドイツ語のGeneral(総合という意味)とProbe(稽古の意味)を足して、
「総合的な稽古」という意味で付けられたそうです。
この言葉をはじめて聞いたときは、“知ったかMAN”の私でも、さすがに“げねぷろって何?”と聞き返しました。 だって日本語には“げね”と発音する言葉は、“解熱”ぐらいしかないので、まったく想像もつかないのですから…
さて、ここで前回“ランスルー”を解説しましたが、ランスルーとゲネプロの大きな違いを解説させてもらうと、ゲネプロは本番とまったく同じシチュエーションでの通し稽古になりますので、当日着用する衣装やメイク、使用する小道具からダンドリまで忠実に本番を再現します。
また、ゲネプロと本番の違いは、基本的にお客様がいるか、いないかぐらいの違いしかありませんので、荒っぽく言えば、“客入れなしの本番”という事になるでしょうか?
(この際、当日のタレントの体調やご機嫌や天候などは加味しないでね!…ははは)
では何故そこまでするのかといえば、例えばあなたがプロの衣装さんであったとして“あゆ”の衣装&メイクの担当になったとしましょう。 さて、あれだけの衣装チェンジやメイク直しのダンドリをぶっつけ本番でできますか? 無論、通常のリハーサルで、毎回本番どおりやるのはコストのかけすぎという事になるし物理的にも無理でしょう。
そこで、プロの現場では必要最小限のリハーサルで、本番時に最高のクオリティーやパフォーマンスをお客様に提供するため“ゲネプロ”を行うのです。
最後にプロを目指している方へ、たいていどの業界もプロの現場はシビアな世界であり、それ故に一般人よりも多くの努力が必要とされます。 いかにも“天才が少しがんばってみたらこうなった!”なんて甘い世界ではありません。 スマートにかっこよく見せているだけなのだという事を解っていただきたい! おわり
2007/08/30 Sun